淚のふるさと

Bump Of Chicken 淚のふるさと歌詞
1.淚のふるさと

作詞:籐原基央
作曲:籐原基央

探さなきゃね
君の淚のふるさと
頰を伝って落ちた雫が
どこから來たのかを

出掛けるんだね
それじゃここで見送るよ
ついていけたら嬉しいんだけど
一人で行かなきゃね

リュックの中は空にしたかな
あれこれ詰めたら 重いだろう
その垂れた頰に 響いた言葉
それだけでいい
聞こえただろう

「會いに來たよ 會いに來たよ
君に會いに來たんだよ
君の心の內側から 外側の世まで
僕を知って欲しくて 來たんだよ」

見付けなきゃね
消えた淚の足跡
彼の步いた道を逆さまに
辿れば 著くはずさ

見つめなきゃね
どんな淋しい空でも
彼も見てきた 空だと知れば
一人じゃないはずさ

逃げてきた分だけ距離があるのさ
愚癡るなよ 白業自得だろう
目的地は よく 知ってる場所丿さ
解らないのかい
冗談だろう
「會いに來たよ 會いに來たよ
消えちゃう前に來たんだよ
君の淚のふるさとから
遠ざかる世界まで
君に知って欲しくて 來たんだよ」

到著だよ ほら 覺えてるかな
いつか付いた傷があるだろう
君の淚が生まれ育った
ふるさとがあるだろう

新しい雫がこぼれたよ
治らない傷を濡らしたよ
全てはこのため この時のため
とても長い旅を越之て

「會いに來たよ 會いに來たよ
消えちゃう前に來たんだよ
消せ忿い心の內側から
遠ざかる世界まで
ちゃんと見て欲しくて」

「會いに來たよ 會いに來たよ
君に會いに來たんだよ
君の淚のふるさとから
乾ききった世界まで
僕を知って欲しくて
君を知って欲しくて 來たんだよ」

笑わないでね
俺もずっと待ってるよ
忘れないでね
掃る場所がある事を


2.真っ赤な空を見ただろうか

作詞:籐原基央
作曲:籐原基央

溜め息の譯を聞いてみても
自分のじゃないから解らない
だからせめて知りたがる
解らないくせに聞きたがる

あいつの痛みはあいつのもの
分けて貰う手段が解らない
だけど 力になりたがる
こいつの痛みも こいつのもの

ふたりがひとつだったなら
同じ鞄を背負えただろう
ふたりがひとつだったなら
別れの日など來ないだろう
言葉ばかり必死になって
やっと幾つか覺えたのに
ただ一度の微笑みが
あんなに上手に喋るとは

いろんな世界を覗く度に
いろんな事が恥ずかしくなった
子供のままじゃ
みっともないからと爪先で立つ
本當のガキだ

夕燒け空 きれいだと思う
心をどうか殺さないで
そんな心 馬鹿正直に
話すことを馬鹿にしないで

ひとりがふたつだったから
見られる怖さが生まれたよ
ひとりがふたつだったから
見つめる強さも生まれるよ
理屈ばかり こねまわして
すっかり冷めた胸の奧が
ただ一度の微笑みで
こんなに見事に燃えるとは

ふたりがひとつだったなら
出會う日など來なかっただろう

大切な人に唄いたい
聽こえているのか解らない
だからせめて續けたい
續ける意味さえ解らない

一人で見た 真っ赤な空
君もどこかで見ただろか
僕の好きな微笑みを
重ねて浮かべた夕燒け空

ただ一度の微笑みに
こんなに勇氣を貰うとは
ここまで喉が震えるとは